究極の温泉を求めて

どうもこんにちは。初めまして。初投稿になります。

いきなりですが皆さんは温泉に関する思い出はあるでしょうか。

僕は結構あります。中学生になって初めて迎えたクリスマスに両親にサンタはいないとカミングアウトされ(うすうす気づいてはいたが)失意の中、12月25日の寒い夜に地元の友達と自転車で30分かけてスーパー銭湯に行ったり、大学生になってホヤホヤの夏には、思い付きでレンタカーを借りて某温泉地の足湯に行ったりと。

まあそんなことはさておき、それなりに温泉が好きで最近は時間もできたので、
「いい温泉行って、のんびりしたい。」
となっていたわけなんです。
「でもどうせ行くなら、別府とか湯布院とか行きてぇ~」
と思ったわけですが、そんな資金に余裕もないし、なにより時間が取れない。現代の大学生って意外と忙しいわけですよ。

そこで思いついたのは、
「あれ?疲れた体で温泉に行って入れば究極の温泉に入れるのでは?」
という素朴なアイデアでした。
しかも運が悪いことに((?)先月新しいクロスバイクを買っていたので
「少し(ここ大事!!)遠出をしてみたい!」
とか思ってたわけですよ。

それで僕の脳内はこうなりました。
「自転車」+「温泉」=「究極の温泉旅


そうと決まれば、早速計画を立てる。
普段、学校まで10kmくらい自転車をこいでるから、20~30kmくらいの距離のところに温泉とかあるかなぁ~という感じで調べているとあったんです。猿投温泉でした。Google先生によると25kmくらの道のりで、自転車で2時間弱!これは初心者の僕にはちょうどいいじゃん!という感じで目的地は決まりました。
しかも猿投には猿投山という有名な山があり、そこには猿投山観光展望台というものや猿投神社というような施設があったのでした。
此処の付近を一周回って観光してから温泉に行って入れば、それはもう、本当に至極の温泉に入れるのではないのか。。こんなことを妄想していました。(後にものすごく後悔することになる)

さあ、旅当日。同じように先月クロスバイクを買ったというK君にご同行を願い一緒に猿投へ向かいました。

猿投山付近までは割とスイスイ行くことができて、余裕ジャーンとか言いながら自転車を漕いでいた僕たちでしたが、ここである事実に気づきます。

「ん?さっきからあの山(写真右中央)に段々近づいている気がする。もしかしてあの山の展望台に僕たちは行こうとしているのか??」
「いや、流石にあれは無理やろ。」
こんなこと思っていたら、嫌な予感は的中して、この山でした。
みるみる山が近づいてきていつの間みかこんな道に。。

いつの間にか某国民的映画の〇トロに出てくるような森の中に迷い込んでいました。
最初のうちは、
「マイナスイオン浴びてるわ~」とか「すげ~涼しくて気持ちがいいね」
なんて話していたのですが段々会話をする余裕すらなくなってきて、息も荒くなってしまいました。

それもそのはず、普通に考えればわかるのですが、ここは山です。山の上りに差し掛かっているということは、平坦な道はおろか下りの道なんてものは存在するはずが無いのです。
「なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろう。。」
そんなことを思ってももう遅いわけで目の前にはひたすら坂、坂、坂。登(上)り坂しかない。

そしてある事実も発覚しました。実はここ”登山道”だったのです。そりゃあ舗装されてない道もあるし、なんかやけに通行人の格好も登山客っぽいわけだ。僕たちは短パンTシャツであった・・・。

まあそんなこんなで約2時間”サイクリング”というより”登山“をした僕たちは、なんとか展望台まで着きました。もう上りに上って疲れて休んでる時、冗談で僕が
ただでさえ登ってるのに、流石に展望台の場所から更に階段とかで上ることなんてないよね~
とか言っていて杞憂だといいなと思っていたら、

しっかり有りました。。225段。
日ごろの運動不足で既に疲労困憊な23歳大学生二人組には大きすぎるダメージでした。
そんな中何とか上り始めた二人でしたが途中、60代くらいの夫婦に階段で先を越されてしまったときはなにかよくわからないような敗北感を感じました。

色々、ここまでありましたが、登り切った時の達成感と、感動はすごかった。
「生きててよかった~」
って素直に思うレベルで。

そんなこんなで展望台を後にして、山を下る僕ら。当たり前だが山には登りがあれば必ず下りもある。行きに2時間以上かけて上ったのがウソのように30分もかからず下れた。

その下った麓には猿投神社がありお邪魔をしました。地域の小さい神社かと思いきやとても立派で趣のある建物たちでした。

ここまで色々回り、ようやく、今回のメインイベント、猿投温泉に向かおうとしたのですが、ここでまた一つ問題が。
なんと、猿投温泉は”山の中”にあったのです。しかし、ここまで来て温泉に入らず引き返すわけにもいかないという、もうよくわからない謎の意地が働いて、行ってきました。

のらりくらり、Google先生には20分で着くと言われたところを1時間かけて移動し、温泉に到着。筋肉痛になりかけている全身を最後の力で振り絞って動かし、入った湯舟は、これはもう本当に至極で、人生で最も”至極な温泉“でした。やっぱり究極に運動した後に温泉に浸かるのは最高です。

かくして、温泉ですっかり体力を回復させ帰路につく僕達。
帰りは某名古屋のラーメン屋でラーメンを食べて、無事今回の旅は終了しました。

ていうか、本当は往復で50kmくらいの旅のはずだったのに気づいたら80kmくらい行っていた。なぜだ・・・?(笑)
皆さんは旅をするときは計画的に行きましょう。

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